未熟で愚かで傷だらけ

未熟で愚かで傷だらけ

左がじょうくん 右がしゅうくん 1歳の頃。
ちびちびだーicon02


静岡新聞の記事を読んでいて
窓辺 の西村美佳孝さんの記事がいつまでも私の心に残った。



老親が「自分が死んだらこうしてほしい」と話そうとすると、
「縁起でもない」とさえぎってしまう人がいる。
人は死亡率百パーセントの生き物なのだから、タブー視したくない。
誰しも親には長生きしてほしいと願うものだが、
親がその話題を持ち出したら、よく耳を傾けて聞いて欲しい。
最後の願いをできる限りかなえてあげるのが、
子の務めではないだろうか。

(中略)

よく“若いころに戻りたい”と言う方がいるが、私はそうは思わない。
若さは確かに素晴らしいが、反面、未熟で愚かで傷だらけ。
年を取ることは、ありのままの自己を受け入れ、
心を自由に解放していく過程だと思う。

これまで幾度か葬儀に立ち会い、棺に眠る穏やかな
「闘い終わったお顔」を拝見するたび、静かな感動を覚えた。
老いも死も自然からの恵みとして、恐れることなく懸命に生きたい。
                                           」 

棺に眠る 私の父の顔を思い出した。
ほんとうに 闘い終わった素敵な顔だったな。。。
穏やかで 優しくて、楽しい夢を見て眠っているみたいで。
ずっとずっと見ていたかった。


私の父が亡くなってから、母はよく
私のお葬式はこうしてほしい、と話して聞かせてくれた。

考えるのも悲しいけれど、
順番で考えれば、どうしても母が先。
しっかり聞いておかなくてはと、いつも思って聞いていた。
そして、自分の死へも思いを馳せるようになった。

まだ3歳のじょうくんしゅうくんにも
私の父の死を 機会が訪れるごとに正確に伝えている。
小さいながらも、自然の摂理のなにかしらを感じ取ってくれているみたい。

私はまだ30代で
まだまだ若い部類になるのだろうけれども、
自分の10代、20代の頃を振り返れば、
やっぱり 未熟で愚かで傷だらけだったと思う。
そして、もう戻りたくない と思う。
もう、その頃を十分に生きてきたから。

そう思えるのは、
今の人生に満足しているからかなicon01

これからも、そう思って生きていけたらいいな^^


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